東大寺南大門前の老舗奈良漬店
【第2回】奈良漬の昔ばなし
昭和63年(1988)に奈良時代の貴族・長屋王の屋敷跡を発掘したところ、「進物 加須津毛瓜(たてまつりもの かすつけうり)」と記載がある木簡が出土しました。実はこの「加須津毛瓜」が奈良漬の始まりではないかと考えられています。とは言っても、現在のように酒の搾りかすに漬けるのではなく、どぶろくの底にたまる沈殿物に野菜を漬けこんだものだったそう。これを食べられる人も限られていたそうで、当時の高級保存食だったのだとか。
ONLINE SHOP