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創業当時のままの屋根看板

平成22年2月17日リニューアルした屋根看板

明治2年創業当時からの屋根看板です。
素材は春日杉、横1970mm:縦780mm:厚さ55mm。
141年間、屋根上で弊舗を守り続け、お客様をおで迎えしております。
看板には上から、右書きで

元 祖

御 奈 良 漬 處(おんならづけどころ)

大佛前 酒吉事(だいぶつまえ さけきちこと)

森 多津

と刻まれております。

さあ、店内に入ってみましょう。

店内、右奥には古めかし看板、看板の前には瓶(かめ)が。
看板はこれも創業当時のもの。
床置き看板の大きさは横870mm:縦1390mmです。
瓶は江戸時代の物か?直径は600mm:高さ700mm。
狭い店内に置くので小さめのものにしました。
明治時代はこの瓶で漬けていました。
漬ける樽は瓶→四斗木樽→プラスチックの四斗タルに変わりましたが、漬け込みは現在も職人が手作業で漬け込みしております。

 名 産

す も も 奈 良 漬

   森 多津

床に目を落とすと、なにやら珍しいものが。お気づきになりましたか?

何と石臼が床に埋め込まれてあるではないですか。

これは、明治時代に塩漬けした時の重石です。すわりがよく、重さが加減が簡単に出来たのです。
店内には20数個埋め込まれております。

今日はここまで、また更新させていただきます。(H22.01.31)


さて今日の吊り看板は店内には出しておりませんが、ウェブではじめてアップさせていただきます。(写真をクリックすると拡大します)

    

向って左が表側、右が裏側:看板の大きさは縦640mm:横255mm:厚さ20mmの欅の一枚板です。

墨書きで少々判読が難しいので解説いたします。

表:第一五八一三三號 
     酒瓶漬賈賈所

裏:堺縣下大和国添上郡
  第壱大区壱小区奈良雑司村
            森 吉平

小店は奈良県のはず。どうして堺縣なんだろう?

明治2年(1869年)6月17日に、日本の明治政府により行われた版籍奉還(はんせきほうかん)により奈良県が発足いたしました。ところが、明治9年(1876年)4月18日に奈良県全域が堺縣に編入され以後、奈良県は明治20年(1887年)11月4日まで、堺縣の一部となっていました。

森 吉平は森タツの伴侶。明治13年(1880年)に亡くなりました。だから、この看板は明治9年〜明治13年に作られたもので、「酒瓶漬」とは瓶に入れて奈良漬を賣賣していた証明書のようなものなのです。森 吉平は病弱で男勝りの森タツが店を切り盛りしていたのです。

今日はここまで。(H22.02.06更新)


今日の看板は毎日開店時に店頭両脇に吊り下げている看板です。もちろん閉店時には仕舞います。(写真をクリックすると拡大します)

明治20年頃の看板です。

10年ほど前に字が見えなくなってきたので苦労して緑青で文字を補修していただきました。

    

左の吊り看板は店頭南側に掛ける看板。縦1410mm:横420mm:厚さ40mmの欅の一枚板の看板で結構重いですよ。

元祖 奈良漬 森奈良漬製造本舗

と書かれています。

右の吊り看板は店頭北側に掛ける看板。縦1020mm:横430mmの桧の板を桧の枠で囲っている看板です。
この看板は結構軽い看板です。

元祖 奈良漬

と書かれている文字が分かります。

この吊り看板、毎日外に出すので陽もあたり、雨にも晒されているのでが小店が「奈良漬屋」だと主張している看板です。

二つの吊り看板、屋根看板が皆様をお迎えしております。

今日はここまで。(H22.03.14更新)



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